2番シリンダー オイル消費大 にて入庫
今年1月にバルブタイミング、キャブレター調整 エンジンオイルクーラー取り付けを行った車両です。
しばらくは、2番シリンダーが他のシリンダーより燃えが悪いくらいでしたが秋ぐち位から、オイル消費が多くなりノッキングも出始めました。
お客様のご要望で エンジンを分解 原因の追及 症状の改善 対策を行う事になり エンジン分解しました。
原因は、バルブリップシール組み付け不良です。
特に2番シリンダーインテーク側は、所定の位置までシールが入って居らずバルブリテーナーで何度も押しのでしょう、シール自体が切れてました。(すべてのバルブシールが所定の位置まで入ってなかったです。各シリンダー極少量のオイル下がりは有りました)
1月の施工の1年位前に タイミングベルトが切れてしまいバルブ、バルブガイド等を 交換 専門店にて修理をされてます。
施工直後は、エンジン調整不十分で走行時のエンジン負圧が高くなくオイル下がりも少量でしたが、バルブタイミングを最適にしキャブレターを適切に調整したら、スロットルバルブがエンジン側に引かれる位負圧が高くなりその分オイルの消費が上がって、バルブ回り 燃焼室にオイルの燃え残りが溜まるようになりました。
最後から3枚の画像が原因です。
シールの内側 銅色の破片は、バルブガイドの削れた物です。バルブステムの精度の問題で(特に海外製の部品の仕上がり精度)バルブステムをラッピングして使用しますが今回は行って無かったみたいです。
バルブリフェイス バルブガイド交換 シートカット等を行いエンジンを正常な状態にします。
ついでに ピストンも取り外し ピストンリング 子メタルの状態も点検します。
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